1-2. この記事でわかること
この記事では、まずイルカのスポーン場所や特徴、好物などの基本情報を丁寧に解説し、イルカと仲良くなる方法や、宝の場所へ案内してもらうための条件について詳しくご紹介します。そのうえで、イルカを水槽で飼育する際に絶対に知っておきたい「窒息ダメージ」や「デスポーン」などのリスクと対策、さらに水槽の構造設計におけるポイント(息継ぎ、ジャンプ、ソウルサンドの活用など)も実例を交えてお伝えします。リードやコマンド、スポーンエッグを使ったイルカの移動方法、よくあるトラブルへの対応までカバーしていますので、この記事を読めば、イルカと安全・快適に暮らす準備がばっちり整います。
2. イルカの基本情報と特徴

イルカは、マインクラフトに登場する中立的な海洋モブで、プレイヤーにとって非常にユニークかつ魅力的な存在です。海を泳ぐ姿はとてもなめらかで、見ているだけでも癒されますが、実はプレイヤーの行動に反応してさまざまな働きをしてくれる頼もしい存在でもあります。たとえば、泳いでいるプレイヤーのそばに近づき、「イルカの好意」という特別な効果を与えてくれることもあります。そんなイルカの生態や特徴をしっかり理解することで、水槽内で快適に過ごしてもらえる環境を整えやすくなります。
2-1. イルカの出現場所(凍った海を除く海洋バイオーム)
イルカは「凍った海」を除いたすべての海洋バイオームに自然スポーンします。つまり、温暖な海、ぬるい海、深海など多くの海で遭遇可能です。ただし、凍った海では海面が氷で覆われているため、イルカはスポーンしません。イルカを見つけたいときは、氷が張っていないバイオームを探すのがポイントです。
2-2. モブの性格:中立的で人懐っこい
イルカは中立モブとして分類されており、プレイヤーが攻撃しない限りは敵対しません。むしろとても人懐っこく、近くを泳いでいると自然に寄ってきてくれることも多いです。ただし、攻撃してしまうと群れ全体が敵対化して襲ってくるので注意が必要です。基本的にはおとなしく、観察しているだけでほっこりするような動きを見せてくれます。
2-3. ドロップアイテム(生鱈/焼き鱈とドロップ増加の関係)
イルカを倒すと「生鱈」を0~1個ドロップします。もし「ドロップ増加(Looting)」のエンチャントが付いた武器を使えば、最大で0~4個までドロップ数を増やすことができます。
-
ドロップ増加 I:0~2個
-
ドロップ増加 II:0~3個
-
ドロップ増加 III:0~4個
また、火属性の剣で倒すと「焼き鱈」になるという仕様もあります。ただし、鱈は海や釣りで簡単に入手できるため、わざわざイルカを倒してまで入手するメリットは少なく、基本的には共生することをおすすめします。
2-4. プレイヤーに付与される「イルカの好意」効果とは
イルカのそばを泳ぐと、「イルカの好意(Dolphin's Grace)」という効果が自動的に付与され、水中での移動速度が大幅にアップします。効果時間は5秒ですが、イルカの近くにいれば継続的に効果が得られます。水中探索や海底遺跡の捜索などで非常に便利な効果なので、水槽で飼育しているだけでも実用的な存在になります。
2-5. アイテムで遊ぶ・群れで行動する習性
イルカの近くに落ちているアイテムがあると、それをつついて遊ぶ行動を見せます。たとえば剣やブロックなど、どんなアイテムでも対象になります。群れで一緒にアイテムをつつき合う様子はとても微笑ましく、水槽内にわざとアイテムを投げ入れて楽しませることもできます。こうした習性も含めて、イルカを水槽で飼うときの演出やデザインに工夫を加えると、より見ごたえのある環境を作れますよ。
3. イルカと仲良くなる方法

マイクラでイルカと仲良くなるためには、少しコツが必要です。ただ一緒に泳ぐだけでなく、正しい方法でエサを与えたり、イルカの行動を理解することで、冒険の頼れるパートナーにもなってくれます。特に「沈没船」や「海底遺跡」といった宝が眠る場所への案内機能は、序盤~中盤の探索にも役立つ重要なポイントです。この章では、イルカとの友好関係を築く方法と、移動や誘導に関する注意点まで詳しくご紹介します。
3-1. 生鱈・生鮭を与える方法(与え方のボタン操作)
イルカに好物を与えると、プレイヤーとの信頼関係が深まります。好物は「生鱈(Raw Cod)」または「生鮭(Raw Salmon)」です。与える方法は簡単で、PCなら右クリック、SwitchやPSの場合はZR・R2ボタンといった「攻撃ボタンとは反対側の操作」を使って渡します。イルカが近くにいる状態でこれを行うと、アイテムが消費されてイルカが嬉しそうな反応を見せてくれます。特に複数回エサをあげると、次に紹介する宝の案内行動につながります。
3-2. 宝の案内条件と対象構造物(沈没船・海底遺跡)
イルカに生鱈または生鮭を与えると、信頼度が上がり、海の宝を探して案内してくれるようになります。案内先として選ばれるのは、主に「沈没船(Shipwreck)」か「海底遺跡(Ocean Ruins)」のどちらかです。どちらもチェストが生成される可能性が高く、特に序盤では鉄インゴットやエンチャント本、地図など貴重なアイテムを見つけるチャンスになります。イルカが案内を始めると、プレイヤーの前を泳ぎながら方向を示してくれるため、ついていくだけでOKです。ただし、宝の構造物が近くに存在しない場合は案内してくれないこともあるので、事前にある程度そのエリアに構造物がありそうかを確認しておくとよいでしょう。
3-3. ボートには乗せられない!移動時はリードを活用しよう
イルカを拠点の水槽に連れて帰ろうとする際、多くのプレイヤーが最初に試すのが「ボートに乗せる」方法かもしれません。しかし、残念ながらイルカはボートに乗ることができません。その代わりに使えるのが「リード(Lead)」です。イルカにリードをつけることで、水中でも比較的スムーズに誘導することが可能です。ただし、イルカは呼吸のために水上に浮上したり、逆に長時間水に浸かっていると窒息する性質があるため、あまり長距離の移動は避け、途中で休ませたり浮上させたりといった配慮が必要です。
また、リードで連れて行く場合は、途中で障害物に引っかからないよう、水槽までのルートをあらかじめ整備しておくと安全に運ぶことができます。統合版ではリードを外してもすぐに逃げないことが多いですが、Java版ではやや動きが活発なので注意が必要です。
4. イルカの飼育で気をつけるポイント

マイクラでイルカを水槽に入れて飼うのはとても楽しいことですが、実は他のモブよりも管理が難しい面があります。特に気をつけなければいけないのが、「呼吸の管理」と「デスポーンの防止」です。水中生物だからといって、ずっと水の中に入れておけばいいわけではありませんし、離れている間に突然いなくなってしまうこともあります。ここでは、イルカを健康に、そして長く水槽で飼い続けるための重要なポイントを解説します。
4-1. 水中での呼吸問題(4分ルールと2分ルール)
イルカは特殊な呼吸仕様を持つモブで、水の中でも外でも、一定時間で窒息ダメージを受けてしまうという特徴があります。まず、水中では4分間息を止めたままでいるとダメージを受けます。また逆に、水場から離れて2分以上陸上にいる状態でもダメージを受けてしまうのです。
このため、イルカがいつでも水面に出て呼吸できるよう、水槽の上部は完全に塞がない設計にするのが基本です。高さにも余裕を持たせ、ジャンプして自然に水上に出られるようにすると安心です。また、外に飛び出してしまわないように、水面から5ブロック以上の壁を立てておくと脱走防止にもなります。
4-2. デスポーン対策には名札を使おう
イルカはスポーン後、プレイヤーからある程度距離が離れるとデスポーン(自然消滅)してしまうことがあります。せっかく水槽を作って飼い始めても、少しその場を離れただけでいなくなってしまった…という悲しいトラブルも珍しくありません。
これを防ぐには、「名札(Name Tag)」を使ってイルカに名前をつけるのが一番確実な方法です。名札は釣りや宝箱、村人との取引などで入手可能で、金床を使って名前を入力→右クリックで名付けという手順で使用できます。名前をつけられたイルカは、どれだけプレイヤーが離れてもデスポーンしなくなるので、必ずやっておきたい対策のひとつです。
4-3. 統合版での呼吸不具合とその対策(ソウルサンドの活用)
Java版と比べて、統合版(Switch・スマホ・Xboxなど)ではイルカの挙動にやや違いがあります。特に問題になるのが、統合版ではイルカがあまり浮上せず、水面に出て呼吸をしないまま窒息してしまうケースがあるということです。
この対策として効果的なのが、「ソウルサンド(Soul Sand)」を使った強制浮上装置です。ソウルサンドを水槽の床に設置し、その上に水源を重ねると、バブルカラム(泡柱)が発生して、上方向に浮力が働くようになります。これによって、イルカが自然に水面まで押し上げられ、定期的に呼吸できるようになるのです。
なお、ソウルサンドを使う場合は水流ではなく、すべての水を水源で満たす必要があるので、バケツや氷ブロックを活用して丁寧に作ることがポイントです。
5. 水槽の作り方ガイド

マイクラでイルカを飼ううえで最も大切なのが、水槽の作り方です。イルカは見た目以上に繊細なモブで、水中と陸上のどちらにも長くいすぎると窒息してしまいます。そのため、水槽の設計には「呼吸の確保」「脱走防止」「視覚的な美しさ」のすべてをバランスよく取り入れる必要があります。この章では、イルカが快適に過ごせる理想の水槽作りを、設計から素材選び、実装のコツまで丁寧に解説します。
5-1. 基本構造:サイズ・素材・必要なブロック例
まず、水槽のサイズはイルカが自由に泳げるように縦・横ともに最低でも5×5ブロック以上を確保するのがおすすめです。高さは後述のジャンプ対策を考慮して、水面から5ブロック以上にしておくと安心です。
素材は視認性が高く、装飾性もあるガラスブロックが基本。水槽の水が入る部分には通常のガラス、装飾部分には青色の板ガラスなどを使うと、見た目にも爽やかな水族館のような仕上がりになります。
また、床部分には「ソウルサンド」や「シーランタン」など、水中で光るブロックを使うと見栄えも良く、夜でも明るく保てます。内装にちょっとした岩場や砂ブロックを置いて、自然風にアレンジするのもおすすめです。
5-2. 息継ぎの確保:上部を塞がない設計
イルカは水中でも4分、陸上でも2分以上息ができません。そのため、水槽の上部は必ず開けておく必要があります。完全に密閉してしまうと、イルカが水面に出て呼吸できなくなり、知らないうちに窒息死してしまう危険があります。
天井を設けたい場合は、ガラスの柵(板ガラス)やフェンス系の透過ブロックを活用して、外には出られないが呼吸はできるような「開放的な構造」にするとよいでしょう。特に観賞用としておしゃれに見せたいときには、上部をドーム状にするなど、工夫次第で見た目と機能性の両立が可能です。
5-3. ジャンプ対策:壁の高さを5ブロック以上にする理由
イルカは非常にジャンプ力が高く、最大で水面から5ブロックの高さまで跳ね上がることが確認されています。そのため、せっかく作った水槽から飛び出してしまうという事故も起こりやすくなります。
これを防ぐためには、水面から最低でも5ブロック以上の高さで壁を設置することが必須です。特に水槽のフチが一部低くなっている場合や、段差がある構造にしている場合は注意が必要です。脱走を防ぐためにも、壁の高さはしっかり確保し、万が一の飛び出しに備えましょう。
5-4. ソウルサンドで強制浮上させる仕組み
統合版(Switch、スマホ、Xboxなど)では、イルカが水面にうまく浮上できず、呼吸せずに窒息してしまうことがあります。そこで有効なのが、「ソウルサンド(Soul Sand)」を使った強制浮上装置です。
ソウルサンドを水槽の床に置くと、そこから**バブルカラム(泡の柱)**が発生し、水流が上向きになります。この泡の力でイルカが自然に上昇し、水面に顔を出して呼吸できるようになります。設置の際は、ソウルサンドの上にあるすべてのブロックを“水源”で満たすことが必要です。水流や滝状の水では泡が発生しないため、バケツや氷ブロックを使ってすべての層に水源を設置するようにしてください。
この装置を使えば、統合版でも安心してイルカを飼育できます。見た目にも泡が立ち上る演出が加わり、水槽のアクセントとしてもおすすめです。
6. イルカを水槽に入れる方法

水槽を用意したら、次はそこにイルカを連れてくる必要があります。ただ、イルカはボートに乗らないなど、移動方法に少しクセがあります。そのため、無理に引っ張るのではなく、適切な方法でストレスなく連れてくるのがポイントです。以下では、リードを使った誘導方法や、スポーンエッグ・コマンドでの設置方法について解説します。
6-1. リードを使った誘導法と注意点
イルカを自然に見つけた場合は、「リード(Lead)」を使って連れてくるのが最も現実的です。リードはイルカにも使用可能で、水中でもしっかりつながった状態を維持できます。ただし、イルカはプレイヤーのスピードについてこられないことが多いため、水中を一気に泳ぐのではなく、こまめに停止して確認しながら進むのがコツです。
また、イルカは長時間水の中にいると4分で窒息し、逆に水から出ていると2分でダメージを受けるという性質があります。そのため、水槽に連れて行くまでのルートは、なるべく深さのある海中ルートにし、途中で水面に浮上できるような構造を作っておくと安心です。途中でリードが外れてしまった場合も、焦らず再接続すれば問題ありません。
移動距離が長くなる場合は、水路や通路をガラスで囲って簡易水槽を作るのもおすすめです。安全に移送できるだけでなく、見た目も楽しくなります。
6-2. スポーンエッグとコマンド使用例(/summon minecraft:dolphin)
もし自然のイルカが見つからない、あるいは水槽の装飾や演出としてすぐに配置したいという場合は、スポーンエッグやコマンドを使うのが便利です。
クリエイティブモードであれば、インベントリから「イルカのスポーンエッグ」を選んで、水中で右クリック(またはZR/R2ボタン)するだけでイルカを出現させられます。
また、コマンドを使えばもっと正確に指定できます。以下のコマンドをチャット欄で入力すれば、現在の位置にイルカを1体出現させることが可能です。
/summon minecraft:dolphin
この方法なら、複数体を配置することもでき、群れを作って水槽内をよりにぎやかに演出することも可能です。ただし、出現させたイルカも名札で名前を付けないとデスポーンしてしまうので、忘れずに対策しておきましょう。
7. よくあるトラブルと対処法

イルカは見た目はかわいらしいですが、意外と飼育にデリケートな側面があります。せっかく水槽を作って入れたのに、気づいたらいなくなっていた、という悲しいトラブルも起こりがちです。ここでは、よくある失敗例とその対処法をご紹介します。
7-1. 脱走してしまう/窒息してしまう場合
イルカは最大5ブロックの高さまでジャンプできるため、水槽の壁が低いとすぐに外へ飛び出してしまいます。ジャンプ対策としては、水面から5ブロック以上の壁を立てておくのが基本です。壁が足りない場合は、板ガラスやフェンスで簡単に高さを増すことができます。
また、窒息の主な原因は「水中に居すぎる」または「呼吸ができない構造」になっていることです。水槽の上部を塞いでしまっていると、イルカが水面に出て呼吸できなくなるので、**天井は開けたままにするか、泡で強制浮上できる仕組み(後述)**を取り入れておきましょう。
7-2. デスポーンして消えた場合の再スポーン方法
イルカは、名前を付けていない場合、プレイヤーが一定の距離離れると自然にデスポーン(消滅)してしまいます。これを防ぐには、名札(Name Tag)を使ってイルカに名前を付けることが重要です。
名札は釣りやチェストから入手できますが、使う際にはまず金床(Anvil)で名札に名前を入力し、その後イルカに向かって右クリックで名付ける必要があります。名前をつけると、そのイルカはもう二度と自然消滅しなくなるため、大切な水槽の仲間を失わずにすみます。
もしすでにデスポーンしてしまった場合は、前述のようにスポーンエッグや/summonコマンドを使って再度出現させるのが早い対処法です。
8. まとめ

イルカはマインクラフトの中でも特に個性豊かなモブで、単なる観賞用にとどまらず、プレイヤーの探索や移動のサポートまでこなしてくれます。そのぶん、飼育にはいくつかの工夫が必要ですが、しっかり対策して環境を整えれば、非常に頼れる存在となってくれます。
8-1. イルカは可愛いだけじゃない!実用性も抜群
生鱈や生鮭を与えることで「沈没船」や「海底遺跡」まで案内してくれるイルカは、見た目のかわいさだけでなく実用性もバッチリ。泳ぐだけで「イルカの好意」という水中移動速度アップ効果も得られるため、探索プレイとの相性も抜群です。
8-2. あなただけのイルカ水槽を作ろう!
この記事で紹介したように、イルカの習性を理解し、適切な水槽を作ることで、長く安全に一緒に過ごせます。名札で消滅を防ぎ、ソウルサンドで呼吸も安心。ぜひ、あなただけのイルカ水槽を作って、マイクラライフをさらに楽しく彩ってくださいね。